就職氷河期世代の私が株式投資を始めた理由 その2

マルチモニタでチャートを見ているトレーダー ししなれについて

こんにちは~。
休みには何か特別なことをしなきゃいけないなんて幻想だと思う、ししなれです。

そもそも週に5日も(今週は4日だけど)労働して、休みが2日で足りるわけがないんです。

休みは、休むしかないんです

ちょっとなにかしようとか思えるのは、長めの連休の時だけです。
今日も一日、何もしていない・・・。ブログ更新で一日が終わっていきます。フフフッ・・・、泣いてなんか、いませんよ・・・。体力のない自分は、休日に動き回るなんてことをしていたら、労働なんて持続不可能なのです。じっとしておくしかないのです!

さて、今日は私が投資を始めた理由について、続きを書いていきます。

・前回の記事
就職氷河期世代の私が株式投資を始めた理由 その1 – 氷河期世代の元ひきこもりが安心して生きられるまでもがく

”とりあえずやってみる”の精神でFXを始めてしまった

やけっぱちになっていたししなれには、資産運用するのはいいとしても、まずは一定の知識を学んでから取り掛かろう、などという懸命な気持ちはありませんでした。
もともとが昭和生まれのゲーマーで、攻略本を見るのは好きじゃなく、何か家電などで使ったことのないものを買った時も、説明書は必要なところ以外をほとんど読みません。習うより慣れろ、というタイプなのです。

取引を始める前に、FXについて調べたことはざっくり2点だけです。

  • レバレッジがかかるので、急な値動きに耐えられるようゆとりのある運用をしなければならない
  • 経済指標などで世界経済の動きをみていく必要がある

関連サイトや取引ツールからの情報などでニュースや指標を見ながら、「とりあえずやってみる」ことにしてしまったのです。

これが、一般的に良いことなのか、悪いことなのかはわかりません。
が、結果的に、私は大失敗することになります。

ゲーム感覚で始めたFX取引

2019年の秋ごろのことだったと思います。FX口座を開設し、手持ちの貯金から「10万円」を入金しました。低所得とはいえ、正社員で働いているししなれの労働収入は長らく安定しています。このくらいの金額なら、なくなっても大きなダメージにならないだろうと、そう思いました。

そしてゲーマーである私は、金利の意味もよくわからないままにゲーム感覚で取引をはじめます。

最初は比較的通貨としての親近感が持てるドル円を買ってみました。アメリカに縁はありませんが、日本と仲が良い国ですし、私でも大統領の名前くらいは知っていたからです。ですが、その当時のドル/円は動きがとても少なくて、スプレッドは低いものの、全然儲かる感じがしませんでした。正直、トレードをしても結果を感じにくいし、刺激が少なすぎて、つまらんと思ってしまいました。いけないギャンブラーの考え方です・・・。

そして、私が気に入って手を出したのは、ある程度動きのある組み合わせの「ポンド/円」でした。普段の上下が大きい=儲かりやすそうという感覚だったんですね。というわけで、当時ブレグジットで揺れていたイギリス特有の地政学リスク的な事情についてほとんど知識のないまま、ポンド/円でスイングトレードを開始しました。

知識ゼロからのスイングトレード成功体験

スイングトレードとは、主にチャートに重点を置いて、数日~数週間程度の短期で取引を終えることです。特定の通貨ペアのチャートをみていると、ある程度のところで反発しやすい、または、頭を押さえられやすいといった癖があるように見えてきます。
スイングトレードでは、その癖の安くなって反発しそうなところで買い、高くなって頭をおさえられそうなところで売る、ということを繰り返し、取引時間と狙う値幅を小さくすることで、リスクを抑えて小さく利益を積み重ねていく、というような、そういった手法ですね。

この頃、経済指標等をみても、ちんぷんかんぷんでした。
(今でもそこまでわかりません・・・。)
FXのアプリを開くと流れてくるニュースを流し読みしてみるものの、パウエル議長?金利?FOMC?すべてがはてなで、何を言っているのか、出てくる用語そのものがわからずピンときませんでした。

普通の常識人としての40代なら、ある程度の基礎知識を持った方もいらっしゃるとは思うのですが、長らくテレビすらみておらず、友達もおらず、会社と自宅の行き来をするだけの生活をしている”ししなれ”に、世界の情勢とか大局なんてわかりようもありません。

ですので、そんな前提知識がなくても、とりあえずチャートだけを気にしていれば”なんとなくやっている気になれる”スイングトレードは、相性がよかったと言えます。
スイングトレードをはじめた初日、ポンド円のチャートに張り付いて売買をしてみます。すると数百円ですが、目に見えて利益が出せたししなれは、舞い上がりました。それを何度か繰り返し、初日のうちに、千円を超える利益を確定させます。初めての成功体験です。

そして、毎日寝る前に超短期の売買を繰り返します。時間のある週末はずっとチャートに釘付け、そんな日々が始まりました。

仕事をして帰宅する間に毎日お金が増えている

取引の回数を重ねて少し経った頃、ずっとチャートに張り付いてやり取りをするのも疲れるなと、指値での取引を覚えます。あらかじめ買う値段や売る値段を指定しておき、その値段になったときに自動的に売買を行ってくれる機能です。

これが思いのほか、うまくいきます。いってしまったんです。
ビギナーズラックっていうやつです。

調子に乗ったししなれは、いくつかの通貨ペアで指値売買を行うようになりました。
ユーロドル、AUDドル/NZドル、ドル/スイスフラン、等々、スイングトレードにしか興味がなかったししなれは、通貨ペアの選択に見境いがありませんでした。

寝る前とか、朝いちに、いくつかのペアんおチャートを確認して、良さそうなところで買っておき、指値売りを出しておく。すると、帰る頃には指値が刺さっており、お金が増えている、そんな状態でした。

毎日、千円から数千円の間ではありますが、少しも労働をしていないのに、勝手にお金が増えていくなんて、ししなれにとっては青天の霹靂です。一言で表現すると気持ちは”ウハウハ”です。こんな夢のような日々がくるなんて、思ってもみなかった。損切も少しはしていたけど、それでも毎日少しずつ、月のレポートでみると、数万円が増えていっているんです。

毎日へとへとになって働いても、もらえるのは生きていくのにギリギリ程度のお金、そんな生活をしている人間の世界観が変わってしまうには十分な出来事でしょう。

そうやって、私はFX取引にはまっていくのでした。

つづく。

ここまで読んでいただいてありがとうございました!
きっとつづく・・・はず。

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