私の推し株・保有株「3341 日本調剤」優待で薬がもらえる!

推し活する女子 私の推し株・保有株

こんにちは~ ししなれです。

今回は私の推し株(保有株)を紹介します!
優待株が好きでそこそこ保有しているのですが、その中でもお気に入りの銘柄になります。

日本調剤さんの優待ってどんな感じ?という方向けに参考になったらうれしいです。

さてさて、推し銘柄だからといって褒めたたえるということではなく、忖度なしで書いていきたいと思います。もちろん他の方に対して買いを推すわけではなく、投資は自己責任で!

薬がもらえる株主優待 「3341・日本調剤株式会社」様

「3341・日本調剤株式会社」様

国内の調剤薬局事業で2位をつけており、全国に薬局があります。
調剤薬局以外に、医薬品の製造・販売や、医療従事者の人材派遣サービスなど、医療に関するインフラの業務を総合的に行っています。

なんといっても、この銘柄は優待が良いのです。特に、普段からドラッグストアなどでOCT医薬品を買う機会が多い人にマッチしてます。

最近の株価は1300~1400円前後。PER、PBRともに割安水準にも見えますが、第二四半期の業績がよくなかったことが下落傾向にある一因となっています。

優待内容:薬も買える!オンラインストアの優待券

優待内容ですが、日本調剤オンラインストアで使用することができる優待券をもらえます。

  • 100株保有で1,500円×1枚の優待が年2回、年間で3,000円
  • 500株保有で1,500円×5枚で7、500円の優待が年2回、年間で15,000円

こちらの優待券は有効期間が1年で、1回の買い物で使える枚数は5枚までです。100株保有の場合、2枚分をまとめて使えば3,000円分の優待となります。優待利用の場合は送料がかかりません。

ストアの品揃えについてはなかなかに優れていまして、第1類医薬品も含めたOTC医薬品や漢方薬をはじめ、食品、生活用品、サプリメント、コスメまで。ドラッグストアで売っているようなものが幅広く置いてあります。防災食などもあり、薬と無縁な方でも欲しいものが全くみつからないということはあまりないのではないかと思います。

わたくし「ししなれ」は「気象病」とオールシーズンの「花粉症」に苦しんでいます。500株を保有することで、「五苓散」や「トラベルミンR」、花粉症対策に「アレルビ」などの薬を得ることができています。手放せない薬が多く結構なお金がかかっているので、年間15,000円分も助けてもらえて、大変感謝しています。

もらった優待の一例
日本調剤オンラインストアで買った市販薬 2024年12月

葛根湯24日分、五苓散5日分×2個
トラベルミンR×2個

ほとんどを優待でまかなって、自己負担額250円くらいでした。
薬の種類もかなり豊富ですし、後述で話題にしている「5COINS PHARMA」の安価なお薬を買うこともできるので、7,500円分あれば結構買えちゃいます。

配当+優待の総合利回り

今の株価水準だと、優待も含めた総合利回りは4%前後となります。
なかなかいいラインなのではないでしょうか。

調剤1位の「9627 アインホールディングス」さんでもドラッグストア等で使える優待をもらえますが、株価が4,200円前後の推移で、優待額は2,000円です。

調剤ではなくともドラッグストア関連で優待を発行しているところは数あれど、合計の利回りが4%を超えるところはあまりないと思います。

自己資本比率は30%前後で推移しており若干低めですが、配当性向も低め。増配率こそ低いものの、長年減配はしていません。調剤薬局業界は調剤報酬改定などの厳しい課題に晒されているとはいえ、世の中に必須のため業界自体がなくなる心配はないでしょう。ただ現状、薬局の数は全国に多すぎます。ここから徐々に店舗数を減らしてある程度まとまっていくとすれば、現在調剤2位の日本調剤さんは、オンライン診療の普及などからシェアを高めていく可能性もあるように思います。

というわけで、私は日本調剤さん、今後の動向がおもしろいと思ってますし、優待も素敵で、推してます。

今年の業績の兆候や、今後の成長について

さてさて、推し株ではあるのですが、現状が良いとは言えないのが難しいところ・・・。

先日の中間決算では予想から大幅な減益となり、上場以来初の半期決算赤字化というネガティブサプライズ。株価も1300円から1400円をうろうろ。あまり調子は良くないです。

TSE_DLY:3341 Chart Image

大幅減収についてですが、今後も含めてどう捉えるかが大切かと思います。

まず、今回の減収の要因です。

  • 感染症感染者数が期初想定を下回り、処方箋枚数が下振れした
  • グループ会社である長生堂製薬株式会社の川内工場にて、2024年4月に製造管理上の不備が発覚し、ジェネリック医薬品の製造・販売が予想を下回った

今後の感染症の感染者数については予測が難しいですが、川内工場での製造に関しては4月下旬に停止となり、7月半ばに再開されていますので、期間としては3ヶ月ほど。このまま再発を防げれば一時的な下振れ要因となります。

現状では下期では改善の見込みとはなっているのですが、減収幅が大きいため、通期での業績予想についても下方修正となる可能性もあるのではないかないかと感じています。株価にはかなりマイナス要素ですね。

厚生労働省による調剤報酬の削減が厳しく、特に敷地内薬局については顕著で、不採算店舗の割合が多くなるようです。閉店で合理化は進めていくようですが、社会保険料の負担が増えていく中で製薬会社や調剤薬局についてはやり玉にあげられる機会が増えそうです。

「3大メガバンク」出身者が牛耳る日本調剤、カリスマ経営者復帰でも危ぶまれる抜本改革
調剤薬局大手の日本調剤が2004年の上場以来、半期決算で初の赤字となり正念場を迎えている。6月には創業者の三津原博氏が5年ぶりに取締役として復帰して会長に就きテコ入れを図ろうとしているが、社長をはじめとする経営陣は60歳代の元銀行マンが固め...

これからの成長要素は?

とはいえ悪い話ばかりでもなさそうです。

プライベートブランドのOCT医薬品が誕生

医薬品の製造も手掛けていることから、2023年にPBを発表しました。
その名も「5COINS PHARMA(ファイブコインズファルマ)」
コンセプトとしては、550円均一で買えるOTC医薬品です。
何の薬かパッと見でわかりやすいパッケージデザインが好印象で、非常に手に取りやすいお値段となっています。
オンラインストアでこちらのシリーズも購入ができるようになっているため、優待でもらう選択肢としても良いですね。薬のラインナップ充実しており、ちょっとした症状は5COINS PHARMAで大体なんとかなるよねという感じです。

業界初※1の“550円(税込)均一”OTC医薬品シリーズ 日本調剤のプライベートブランド『5COINS PHARMA』が誕生
「業界初※1の“550円(税込)均一”OTC医薬品シリーズ 日本調剤のプライベートブランド『5COINS PHARMA』が誕生」2023年05月25日付、日本調剤のニュースリリースページです。

物価高の昨今、競争力も参入障壁も高そうな唯一無二の商材となりそうですので、今後の拡大が期待ができそうです。ただ、ブランド名に値段の要素を入れてしまっているため、価格転嫁について中長期でどうしていくのか、ブランド名はそのままで値上げしていくの?というちょっと面白いジレンマはつきまとってしまうようには思いますが・・・。

って、もしもこれからのインフレで100均が実質100均でなくなっても、愛称は100均で呼ばれるのだろうからなんとかなるか!

オンライン診療プラットフォームとの連携を拡大

24年10月より、オンライン診療プラットフォーム「SOKUYAKU」との連携拡大が始まりました。また、特定店舗において、Amazonファーマシーとの連携も開始しています。

日本調剤、オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU」との連携を全店舗へ拡大 - 日本経済新聞
【プレスリリース】発表日:2024年10月01日日本調剤、「SOKUYAKU」との連携を全店舗へ拡大〜医療DXを加速し、患者さまの選択肢の拡大と利便性向上へ〜全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤株式会社(本社所在地:東京都港区芝、代...
日本調剤、「Amazonファーマシー」を11店舗に導入~医療DXを加速し、患者さまの選択肢の拡大と利便性向上へ~
「日本調剤、「Amazonファーマシー」を11店舗に導入~医療DXを加速し、患者さまの選択肢の拡大と利便性向上へ~」2024年09月17日付、日本調剤のニュースリリースページです。

かくなる私も、今年に入ってからオンライン診療を初めて使ってみて、その便利さに感動しています。花粉症やアトピーなどがあるのですが、症状は安定的で投薬でコントロールをしているため、わざわざ年に何度も混んでいる耳鼻科や皮膚科に行きたくなくなりました。調剤薬局は厳しい環境下にありますが、オンライン診療や電子カルテは普及中の段階で、便利さから今後も順調な拡大が予想されます。

そんな中、薬局は店舗の場所に関係なく競争に参加できるようになっていくため、薬局機能のテレワーク化が進むといった感じになりそうです。とはいえ、送料をかけずに通勤や買い物のついでに薬を受け取りたいというような需要もあるでしょうし、そういった実店舗とのシナジーを考慮すると、当面は大手の薬局が有利なのかなと。日本調剤さんは独自の高評価アプリを持っていたりもするので、そこも活用しつつシェアを広げることができるとよいなぁと期待しています。

個人的には、優待と配当が続きそうであれば当面は保有していたいです。

医療費の圧迫とヒルドイド問題についての所感

医療費の圧迫問題についてですが、企業側にだけ問題を押し付けるのではなく、国もきちんと合理化ができるような法整備をしてほしいものです。コンビニ受診問題や、気軽に病院に行き過ぎる人たち、薬を処方しすぎる医者たちに対しての対策など。

例えばヒルドイド問題です。私はアトピー性皮膚炎で、長年、保湿薬のヒルドイドを処方されてきました。アトピー性皮膚炎は基本的に完治することは望めないため、適切な管理を行っていくためには生涯の投薬が必要になります。ところがヒルドイドについては美容目的の処方が増えたことが問題となり、ジェネリックが出ると同時に先発薬は自己負担額が大きく増えました。

私は疾病のための処方を受けているため、医者に申し出れば先発薬も全額保険適応の対象にはなるでしょうが、医療費削減の観点からジェネリックを使用しています。

ジェネリックが出ているとはいえ、それも乱用されれば当然医療費を圧迫すると思うので、適応範囲についてもっと厳格に管理できるようにできないのかなぁと思ってしまいます。美容のために保険を使う人のせいで、本当に薬を必要としている患者が不利益を被るような事態になることは遺憾でしかありません。

「明らかに母親が使う目的でも…」ヒルドイド処方巡る実態は
10月から特許が切れた先発医薬品の患者負担を引き上げる施策で、保湿用塗り薬「ヒルドイド」が対象に含まれることとなった。患者や患者家族から美容目的と思われるヒルドイド処方を求められたことがあるかどうか、m3.com会員に聞いたところ、開業医の...
ヒルドイド、10月に自己負担増 保湿薬、医療費抑制で厚労省(共同通信) - Yahoo!ニュース
厚生労働省が、アトピー性皮膚炎などの治療に使われる保湿用塗り薬「ヒルドイド」の患者負担額を10月から引き上げることが、21日分かった。安価な後発品(ジェネリック)の利用を促し、医療費を抑制する狙い

薬と医療費の問題は色々と課題が多いですね。締め付けが厳しくなる中でも、調剤薬局は世の中に必要な大事な業種ですので、日本調剤さんにはがんばってもらいたいです。

というわけで今回はこのへんで!
最後まで見ていただいてありがとうございました。感謝。

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