就職氷河期世代の私が株式投資を始めた理由 その1

お金にまみれる女性 ししなれについて

こんにちは、ししなれです。
見に来ていただいて、ありがとうございます。

今日は、わたくし「ししなれ」の、迷える投資歴について振り返って書いていきたいと思います。
長くなりそうなので、何回かに分けるつもりでいます。

これから投資のことや日常について書いていく前に、なぜ投資を始めたのか、株式投資に興味を持った理由、背景などについて書いておこうと思いました。

なぜ投資を始めたのか

ブラック労働に限界を感じて

私が初めて「投資」をしたのは、2019年の半ば頃だったと思います。
当時私は、家族の抱える問題であったり、恋人の抱える問題(別れました・・・)であったり、仕事での問題であったりと、自分自身にはどうにもできないことに振り回される日々を過ごしており、未来に絶望をしていました。
どうにもならないことが多い中で、せめてお金のことでくらい安心して過ごしたい!
そう強く思い始めたのもこの頃でした。
長らく正社員で働いているとはいえ、所詮、田舎の営業事務。月の手取りは15~6万円程度(12万くらいから始まってこれでも増えた)、賞与についても毎回ひと月分も出ないような感じでした。
業務内容の難易度は低く、ある程度適正があるかもと勘違いできる程度ではありましたし、有給休暇が消化できるということもあって、体調が安定せず病欠が多い私にとっては働きやすい職場ではありましたが・・・。

しかしいかんせん、お金がない・・・。

お金がない!

のです。

働けど働けど、なお、わが暮らし楽にならざり

30代半ばで、職歴も10年を超えているのに、額面の年収は300万円にとても届かず。
フルタイムで働いて、税金も社会保険料もきっちり納めて、医療費も3割負担。時代はブラック企業が支配していて、1円もお金が出ないのに長時間残業を繰り返す日々。体も心もちょっとおかしくなってました・・・。(いわゆるロスジェネって、こういう人が多いんですかね。正規雇用で働けているだけ、自分は良い方ですよね・・・)
たくさん働いているのにワーキングプアそのもので、ちょっとした趣味であるゲームなんかも、パッケージ版の中古を買って、それを遊び終わったらまた売って、お金を回収しておくというような、そういうことをしていました(これは今でもしてます)

時間的かつ精神的なゆとりを考えたら、この国では生活保護を受けた方が、よほどマシな生活ができるのでは?普段の体調の悪さに気が付いていても、どうしようもない時以外は時間とお金の問題があって病院にいくことはなかなかできないけれど、生活保護なら医療費負担がないし・・・。そんなことをよく考え、やるせない気持ちになったりしていました。

真面目に、地道にやってきたのに、いったいどうしてこんなことに・・・。

真面目に働き続けたら、年金っていくらもらえるんだっけ?

年収が低いので、年金で生きていくことは無理だろうと、「ねんきん定期便」をみてしみじみと思いました。

このまま定年まで働いても年金は10万に毛が少し生える程度。その頃の物価は一体どのくらいになっているのだろうか?

そもそも、こんなにギリギリの毎日で、定年まで働き続けることができるのだろうか?

年金は物価上昇についてけるほど増額はしないでしょう。それどころか、減っていくとか、受給できる年齢がどんどんあがる可能性が高いです。我々の世代は失われた30年の中で生きてきて、お金がとにかくない、困窮しているため養われる対象が多く、社会保障の負担は他世代に比べて非常に高くなることでしょう。少子化もどんどん進むばかりなのに、支えてもらえるわけがない。つまるところ、老後のお金は自分で貯めるしかないのだと、若いころに悟りました。そしてお金を使うことをできるだけ避け、貯金優先で過ごす人生が始まってしまったのです。お金が苦しくなるばかりだということで実家を出る気概も持てず、もともと引きこもり気質なうえ、自己投資とは無縁の生活。貯めたお金でたまに買うのは保護猫のものばかり。
よく言えば倹約家ですが、引きこもり度と枯れ度が増していくだけの日々。
立派な子供部屋おばさんの出来上がりです。

収入アップに向けてもがいてはみたけれど、持続不可能だった

ただ、まったくなにもしていなかったわけではないんです。やっぱり現状を打開するためにも仕事以外に収入が欲しくて、せどり的なこともしばらくやってみてはいました。そして、それはうまくいかなかったわけでもなくて、年間に10数万円程度の利益を出すことができていました。
収入の少ない私にとっては大きな利益、大きな成功体験です。けれども、当然それを得るためにはたくさんの時間とエネルギーが必要です。ただでさえ体力がないのに、仕事以外でも労働のようなことを日常的にしていくなんて、いくらお金になるからといって、とても続けられない、それが結論でした。

フルタイム労働しているのにまともな給料をもらえない、そのうえサービス残業で考える力を奪われ続ける、今思えば、そんな世の中が悪かったわけなんだけど、そこになんとか必死で食いついて順応しようとした結果、壊れてしまって、もう現状維持以上のことをするような気力・体力など残っていなかったのでした。

もうがんばれないし、どうにでもなれ!

もうほとほと疲れ果てたし、これ以上がんばれやしない。
何か、労働以外で、少ない負担で、お金を増やすことはできないものだろうか。

そう思案し、その当時、私が目をつけてしまったのは、なぜなのか、あの「FX」なのでした。

ねぇ・・・それ、一番あかんやつですやん!

と、今なら声を大にして言えるし、全力で止めるんですけど、なんにせよ「投資」に関して当時何の知識もなかった私は、レバレッジをかけて少ない元手で大きなリターンを狙えるFXという手法に、一発大逆転の可能性と魅力を感じてしまったのでした。

あぁ無常・・・

今思えば、この頃は色んな辛いことがいくつも起きて、疲れ果て、自暴自棄になっていたのでしょう。

どうせお金なんて何の役にも立たない紙屑なわけで、使うことでしか効果を発揮できない。それならいっそのこと、賭けてみようじゃないか。

そしてししなれは、そそくさとFX口座を開き、「投資」とはとても呼べない、「投機」、マネーゲームの世界へと足を踏み入れてしまうのでした。

つづく。

(きっと続く・・。もし、興味を持っていただける方、続きを読みたいと思ってくださる方がいらっしゃったら、ブログ村のランキングへ協力いただけると嬉しいです。下のバナーをぽちっとするだけです。励みになります。)

・続き
就職氷河期世代の私が投資を始めた理由 その2 – 氷河期世代の元ひきこもりが安心して生きられるまでもがく

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